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制御盤とはなにか

中は見えない硬いハコ

制御盤とはなにか

制御盤とは、機械や生産ラインを制御・操作するための各種電気機器を納めた箱のことです。一般的に制御盤の前面にはメーターやスイッチ、タッチパネルが取り付けられており、機械や生産ラインの動きをボタン操作することが出来ます。

制御盤の中には、各種制御機器が納められています。
制御機器を一箇所でまとめて操作できるように制御すること、熱や埃、湿気から制御機器を守ることが制御盤の役割です。

工場などでは、高温になったり、危険区域が数多く存在します。そのような場所に近寄らずに機械や生産ラインを操作するために、制御盤は制御対象から離れたところに置かれることも多々あります。例えば原子力発電所の場合であれば、被曝の危険を防ぐために、原子炉近くではなく中央管制室に制御機器が集中しています。

なお、制御盤は一度作れば終わりというものではなく、塵が溜まったり、経年劣化していきますので定期的なメンテナンスが必要です。
配線系であれば、およそ10 年毎に取替えが必要になりますし、ファンやクーラーは1 ~ 2 年毎にオーバーホールしなければ効率が大幅に下がり、制御機器の安定稼働を妨げます。

column身近にある制御盤

「制御盤」というと仰々しいですが、実際は身のまわりのいたるところに制御盤があり、制御が行なわれています。エレベータの階数ボタンも電気によって制御されていますし、オフィスのプリンターのタッチパネルも広い意味で制御盤にあたります。
およそ電気に関わるところには制御、ひいては制御盤が不可欠と考えていいでしょう。
制御と一言でいっても、単純なON/OFF 指令から、複雑な指令まで、求められるものは多種多様です。例えば、信号機を3 色に光らせることは簡単ですが、実際の道路上で、他の信号機の動きとシンクロさせて車と人をスムーズに流すためには、きわめて綿密な制御指令が必要です。普段、社会のシステムの裏を走っている電気信号による制御は目に見えませんが、設計技術者による努力の結晶なのです。